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ダイカスト技術
ダイカストとは、溶融金属を金型の中に高圧力を加えて圧入することにより、寸法の正確な部品を製作する鋳造技術の一種です。従来の鋳物に比べ、極めて寸法精度が高く、強度も優れ、鋳肌が滑らかで美しく、機械加工も少なくてすみます。
ダイカスト鋳造法は、精密な非鉄金属鋳物の生産方法の中で、最も生産性が高く、ひとつの金型で数万個は繰り返し使用でき、これは一回鋳造ごと新しい砂型を必要とする砂型鋳物との大きな差で、寸法精度、形状の再現性が高いと言えます。ダイカスト鋳造法で使用する金型は、鋳造したダイカスト品を取出せるように、少なくとも二つの部分で構成されます。一方を固定型、他方を可動型といい、それらはダイカストマシンの固定盤、可動盤と言われる部分にそれぞれ取付けられます。

コールドチャンバー用金型の構造と各部名称
キャビティを彫込んだ部分は一般に熱間工具鋼 SKD61、SKD6等を用い、炭素鋼、鋳鉄、鋳鋼で作ったおも型に嵌め込んで使用される。
固定型と可動型だけでは、成型できない複雑な形状のダイカスト品の場合には、側面方向に作動する可動中子を使用したりします。

ダイカストに向いた製品設計のポイント
1.ダイカストマシンの作動状況
1つの形状でも、パーティングライン(A~C)のとり方はいろいろあります。
どんな合金を使用したら良いか。(使用条件による合金の性質を考慮する。)
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どんな合金を使用したら良いか。(使用条件による合金の性質を考慮する)
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1型の中に多数の製品を彫りこめるか。(同形多数個取り、異形多数個取り)
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金型の固定型、可動型の分割面をどこにするのか、いかに単純にできるか。
分割面の決定は寸法精度、抜勾配、湯流れ性、離型性、外観品質、内部巣の発生、鋳バリ取り作業性、金型の寿命に大きな影響があり、重要な項目です。


2.アンダーカット
アンダーカットとなる凹みや穴が成形時に生じないかアンダーカットがある場合、形状を変更するか、又、可動中子で抜くことが可能か検討します。
3.抜け勾配(ダイカスト普通許容差)
金型に製品を抜き出す為の、抜勾配、押出ピンが適正に付けられているか。
製品を金型から抜き出す為には、金型と製品の接触面に勾配が必要となります。
この勾配角度は、抜き出す深さ距離によって決定されます。又、製品を金型から抜き出す押出ピンも製品が凝固していく時生ずる収縮による金型にキャッチする力を考慮して適正な位置、ピンの太さ本数で付けることが望ましい。
これらは製品の歪、破損(カジリ、欠肉)、金型の破損を防ぐ重要な項目です。


4.リブの設定
可能な所にリブを設けることで湯流れが良くなり、変形を防ぎ、強度を増すことができます。
5.肉厚を一定にできるか
肉厚をできる限り一定にすると、溶湯の流れによる湯ジワ、湯境等の発生を防ぎます。
また他の面に対して極端な肉厚部を持つとその内部に巣が生じやすく、表面には収縮によるヒケ、凹みが生ずる場合があります。


6.鋭い角はRを付けて
リブやコーナー等の鋭い角にはR(丸み)を付け、溶湯の流れをスムーズにし、製品や金型の割れ等を防ぎます。



